創業120周年に向けて、老舗おもちゃメーカーが取り組むDX   ~少数精鋭で行う大量の商品開発をSave Pointがサポート!~

創業120周年に向けて、老舗おもちゃメーカーが取り組むDX   ~少数精鋭で行う大量の商品開発をSave Pointがサポート!~

◆インタビュー先のご紹介
株式会社尾上萬
代表取締役社長 尾上 敬一様:中央
デザイン開発部 藤原 佳奈様:左、田中 葵様:右

創業120周年に向けて、老舗おもちゃメーカーが取り組むDX   ~少数精鋭で行う大量の商品開発をSave Pointがサポート!~

株式会社尾上萬

版権物のおもちゃや雑貨の製造開発・卸売を行う老舗企業「尾上萬」様は、商品開発メンバー3名に対し常時100件以上の案件が同時並行で動いており、その進捗管理にSave Pointをご利用いただいています。
今回はSave Point導入前の苦悩~導入後の解決に向けた取り組み、更に尾上萬様ならではの活用方法について伺いました。

少数精鋭な体制だからこそ求められる効率化

尾上:弊社は明治37(1904)年創業のおもちゃメーカーです。もともとは問屋から始まり、先代である父親の代からおもちゃメーカーにシフトしました。私は5代目にあたり、今はおもちゃだけでなく、お菓子や雑貨などの自社製品を製造開発し、全国の販売店様に卸しています。

従業員は派遣社員を含めて18名の会社です。そのうち商品デザインを担当しているメンバーは5名おり、キャラクターの版権元や外注デザイナー、工場などとやり取りをしながら商品開発をするメンバーが3名という体制で業務を回しています。私が代表に就任したタイミングで商品点数を大幅に増やし、またキャラクター商材も幅広く取り扱うようになりました。そのため一つの商品にかかる作業工程が増え、各メンバーが担当する商品全体の進捗管理業務に割かれる時間が増えてしまいました。 その結果、本来注力すべき開発業務の時間が削られたり、最悪の場合は確認漏れによる発売遅延を起こしてしまったりと、進捗管理の煩雑さが大きな課題となっておりました。

ちょうどその時期に展示会(コンテンツ東京2022)でSave Pointと出会い一目惚れし、進捗管理の見える化と、担当者レベルでのやり取りのログを会社全体で蓄積できることを期待して、即導入を決意しました。

会社の財産を守るSave Point

尾上:Save Point導入前はさまざまな課題を抱えていました。例えば当社では各担当者がExcelで担当商品を管理し、各商品の監修が完了した段階で資料をプリントアウトしてファイリングするという管理方法をとっていたのですが、これだと監修が完了するまでの間に版権元とどのような経緯があったのか、誰の指示で修正をしたのか、などの履歴が担当者本人にしかわかりません。このように業務が属人化したため、担当メンバーが退職したときに案件の引き継ぎが上手く行われないケースが多々ありました。

田中: 私が入社したときに、前任の担当者から版権物のキャラクターを引き継ぎましたが、その中には監修中の商品もあり、それまでの経緯を確認したくても前任者は既にいなかったので、とても苦労しました。

尾上: そして一番の課題が進捗状況です。チャットやメールを使ったコミュニケーションだと、版権元が回答していないのか、こちらが工場に指示を出していないのか、そもそもどの作業の優先順位が高いのか、といった進捗状況が把握できなくなってきます。特にコミュニケーションの間が空いてしまうと、誰がボールを持っているのかがわからなくなり、過去のメールやチャットを遡って探す作業に時間を取られ、優先順位の把握を取りこぼしてしまい、社内だけでなく社外へのトラブルにつながるケースもしばしば発生していました。

田中: 以前は各担当者が自分のローカル上にあるファイルを一つ一つ開きながら進捗を確認していたのですが、Save Point上では「確認中」「制作中」「監修中」「完了」といった進捗のステータスが一目で分かるようになったことにより、全案件の進捗状況を俯瞰的・直感的に把握できるようになりました。また商品ごとにやり取りの経緯を残せるようになったので、今後は退職による案件の引き継ぎや、メンバー不在時の対応も楽になると期待しています。

Save Pointを用いながら打ち合わせしている様子。

  • Save Pointを用いながら打ち合わせしている様子。





新しい事に挑戦し続ける尾上社長のSave Pointの使い方


尾上:Save Pointは正式な導入前にトライアル期間が設けられていますが、私は最初から本稼働を前提にしていたので、社内の全データを登録するようメンバーに指示をしました。最初に全データを登録することで、私も早い段階で管理がしやすくなりましたし、メンバーもすんなりとツールに慣れることができたと思います。

藤原: もともと私が担当するキャラクターの版権元がSave Pointを導入しており、その版権元の環境の中でSave Pointを使った経験があったので、すぐに仕組みを理解する事が出来ました。

尾上: 実は私が展示会でSave Pointのことを知る以前から、版権元とデザイン担当の間で便利そうなツールを使ったやり取りが行われているのを見ていたのですが、それがSave Pointだったとは知らず……てっきり版権元がオーダーメイドで開発したツールだと思っていました。

弊社のSave Pointの使い方の中で特徴的な点は、デザイン部分のやり取りだけではなく、工場や商社とのやり取りでも活用している点です。商品ごとにやり取りの経緯が見えるので、工場側も現在の進捗状況を簡単に把握することができます。工場側にアクションを取ってもらいたいときはSave Point上でメンションすることで反応してもらえるので、細かなやり取りを省きつつデータを送ることができるのはとても便利だと思っています。 もちろんやり取りはすべて公開にしているのではなく、例えば外部のデザイナーには見積もりページを非公開にするといった情報セキュリティにも配慮した設定にしています。



オフィスの入り口には、120年の伝統のある老舗の看板。

  • オフィスの入り口には、120年の伝統のある老舗の看板。





Save Pointを使いこなし更なるヒット商品を生み出す


尾上:私が代表に就任して5年目となります。現場で働いているメンバーが効率良く働けるよう、デジタルツールを導入したり、オフィスの環境を改善したりといった新たな取り組みを続けています。今回Save Pointというツールの導入を決め、各担当者がきちんと理解して使ってくれるようになったことで、進捗管理面での負担は大きく軽減しました。より一層の業務効率化のために、今後はスケジュールも合わせてSave Pointで管理し、商品開発の時間を拡充することで、より多くのヒット商品を世に送り出したいと思っております。


株式会社尾上萬

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